散々爆笑し、盛り上がって宿へ戻った深夜1時すぎ。
酔っぱらってコテンと眠りにつき、ギリトラワンガンでの一日は終わった。
2009年11月5日、旅も最終日。
予定では、ロンボク・セラパラン空港から19時半のメルパティエアにてバリへ戻り、
20時すぎにデンパサールでオヤジと落ち合い、夕飯。
(注・オヤジとは、うちが毎回バリに行く際にお世話になる日本人的バリ人の友人)
23時すぎに空港に戻り、チェックイン。
いざ、日本へ帰国。
という、最終日の予定。
セラパラン空港に、17時半くらいにチェックインするとして、当初の予定ではトラワンガンでゆっくりするつもりでいたが、どうやら、ギリ〜ロンボクの船は主に午前中。
午後からの便もあるが、午後からは波が高くなりやすく、出ない日もあるというのだ。
なので、出なくちゃ帰国出来なくなるので、とりあえず早めにロンボク島へは渡っておこうということになり、うちらは朝イチでロンボク島へ移動することに。
深夜まで騒いでたわりには目覚めよく起床。
荷物をまとめ、短かすぎるギリトラワンガン滞在を惜しむ。
なんてことない部屋。
なんてことないヤシの葉の絵が飾られてるだけの部屋。
昨夜のパーティはウソのように、普通に朝を迎えるトラワンガン。
船着き場へ向かう。
『ハローモーニング』『ハワユー?』
二人揃って『アイムファイン!』(これしか返す言葉知らんのよ笑)
ロンボク島で過ごすことを、当初予定していなかったため、ロンボク島の予備知識が全くなかった。
とりあえず街へ出て、夕方までどうにか時間を潰そうと、うちら二人はどうやら賑わってるらしい”スンギギ”というとこを目指すことに。
アンディのとこで、トラワンガン→船でバンサル港(ロンボク)→バスに乗り換えスンギギまでのチケットを買っていたので(一人75000RP/日本円で750円)
もう、うちらはスンギギまで1円足りともボラれるはずはない。
船の出る時間になると、続々とでっかいバックパックをかかえた欧米人が集合してくる。
この先、どこからどこへ旅へ行くんだろうか。
うちらみたいに、欧米人に驚愕されるような短い休日ではあるまい。
きっと、この先まだ色んなとこで楽しむんだと思うと心底羨ましかった。
ほどなくして、バンサル港へ到着。
ぶわっと兄ちゃんが群がってくる。
『チケットを見せろ』と言うので、思わず見せてしまう。
『バスはこっちだ』とチケットを取り、そそくさと歩き出してしまうので、チケットを取り返す。
ほんとにこの港は油断も隙もない。
船から降りても、誰も『バスに乗る人はこっちですよ〜』と正しく案内してくれる人はいません。
要注意です。
で、たいだい『バスはこっちだ』と強引に先導する兄ちゃんは、チドモに乗せたいだけである。
つまり、チドモに乗ってバス乗り場まで連れてってやる=チドモ料金払えのパターンです。
行きしの日記にも書いた通り、港から、バスなり車の乗り入れターミナルまではまっすぐ直線で徒歩10分もかかりません。
チドモに乗る必要はないです。
うちらは、港に着いて、この旅の数日で得た”振り切る”能力を発揮。
チドモに乗れという兄ちゃんに『いくら?』と聞くと210円と言う。
じゃあ、いい!と振り切った。
前を歩く欧米人は、声をかける兄ちゃんを見向きもしなければ、視界にすら入れてない様子でちゃっちゃと歩き出す。
実に頼もしい。
『欧米について行けば間違いない』と、うちらも欧米の後に連なる。
それでも、日本人女子のちっこいのが頼りなく歩いてるもんだから、『チドモに乗れ』の声が次々にかかる。
うちらは欧米と同じく、本気の素無視をキメこんだ。
そして、バスターミナル。
いわゆる、バス停のようなものは一切ありません。
だいたい、この辺りまで来ると、『チケット見してみ?』みたいな人がいます。
見せると、『おお、こっちへ来い』と一応、待ち合い所みたいになってるカフェのような
とこへ連れていかれます。
欧米人がたくさんリラックスしていたら、そこで正解(笑)
しかし、そこでも、チケット見せろ兄ちゃんがたくさんいます。
そして、行き先を知ると、他の場所には行く気はないのか?とか、オレがロンボク島の見所を案内してやるぜ、的なことを言ってくる人がたくさんいます。
うちらは、ノー!スンギギオンリー!の一点張りで、あとは指差し会話帳で『バスの到着時間は何時ですか?』とか『ここからバスでスンギギまでどのくらいの時間ですか?』など、バスに乗るアピール全開でやり過ごしました。
一応、待合所のようなとこ。
バスといっても、観光バスのようなものに乗るとは限りません。
行き先によって、普通のバンのような車に分担して乗せられます。
うちらは、普通の白のワゴンみたいなのに呼ばれ、何度も『スンギギ?スンギギ?』と聞き、乗り込みました。
フランスから来たというカップルと、欧米人男子一人に、うちら二人を乗せた(ラブ生まれない)ワゴンは出発!!
途中の坂道でワゴンの後ろのトランクのドアがパカっと開いちゃうハプニングもありましたが、
外人っぽく、肩を少し上げ気味で笑いあい、車内で松木が所持してたダイソーで買ったマンゴーキャンデーを配布し、
気がつきゃずいぶんと向こうに、うちらが過ごした楽園が浮かんでいました。
左から、ギリトラワンガン、ギリメノ、ギリアイル。
しかし薄っぺらい島々ですこと。
そして、うちらはなんとなく賑わってそうってだけでチョイスした”スンギギ”へ到着。
一番大きな通りに下ろされたものの、右も左もわからない。
とりあえずビーチ沿いに行けば、なんか店でもあるやろと歩き出す。
『ニホンジン、ドコイクノ〜?』
『ホテルアルヨ〜』と声がかかる。
そらそうです。でかいリュックを背負ってヨタヨタと歩いてキョロキョロしてりゃ、宿探してると思われて当然です。
まさか、今夜日本へ帰るとは誰も思いません。
まさか、この状態で夕方まで時間潰すとは、誰も思いません。(時刻は10時半)
うちらは、とりあえずスンギギビーチを歩いた。
『ギリメノイク〜?ギリトラワンガンイク〜?』と声がかかる。
どうやらスンギギからもチャーターボートでギリへ向かうみたい。
『フロム、ギリ!』と答える。
ビーチ沿いのレストランで、とりあえず荷物を下し、遅めの朝食。
ピザとビール。
欧米向けの高めのレストランであったため、トイレも非常にキレイ。
うちらは、そこのレストランにてトイレ休憩とする。
その後、再び重いリュックを背負い、表通りへと出る。
とにかく、荷物を預かってもらえるところはないかと。
ネットカフェを覗くと、隅っこにでかいバックパックがかためて置いてあるのが見えた。
ここに置かせてもらってもいいか?と聞くと、オッケーオッケーと言ってくれたので、
ついでに、スンギギマップを見せてもらい、スーパーの場所などを聞いたりした。
一気に身軽になったうちらは、とりあえず時間潰しのために、1時間のマッサージを受ける。
これがなんともまぁ、イマイチでした。
なんやわからんオイルみたいなものを全身にくまなく塗られヌッラヌラになり、拭き取ったりもせず、終了。
その後、汗とオイルで背中がヌルヌルの状態で過ごすハメになった。
ま、少しは足の疲れはとれたけど。
スーパーで土産物を選ぶ。
メノでもトラワンガンでも土産物屋を一切見てなかった、というか、メノに至っては無かった。
Tシャツやら、インスタントミーゴレンやナシゴレンペーストをどっさり購入。
再び休憩。
スイカジュースをいただく。(激ンマ!!!)
スンギギは思いの他、何もない街で、リゾートホテルがぽつぽつあるくらいだった。
全く、時間を潰すのには適さない街。
どうしたもんかとスーパーの前で呆然と立っていたら、朝到着した時にも「ドコイクノ〜?』と声をかけてきた兄ちゃんに、再び声をかけられる。
うちら二人は一体何やっとんや、と思われてたであろう。
空港に行くまでの時間、案内してくれると兄ちゃんは言う。
うちらはお金はない!と言いきる。
『ホントニオカネナイノ〜?』と兄ちゃんは言う。
『ホントニオカネナイヨ〜!』とうちらは言う。
(話にならない)
兄ちゃんは、ロンボクの地図を見せながら『ここが見所』のような感じで説明してくれる。
モンキーフォレストとか、寺院とか。
猿も寺も別に見なくていい。
残念そうな兄ちゃん。
マタラム・・・
うちは、家で見てたバリの本のロンボクのページに、市場があることを思い出した。
うちらはなんせ、市場が好きである。
どこの国へ行っても、とりあえず市場へ行ってる気がする。
兄ちゃんと『金はない』交渉の末、一人150円で今から市場まで行って観光して戻って来てくれるということになった。
ラッキーラッキー。親切な兄ちゃん。(日本語勉強中)
兄ちゃんと兄ちゃんの友達もバイクでやってきて、うちらはそれぞれバイクに乗せられ(もちろんノーヘル)、ロンボクの山道を市場へ向かって走った。
マタラムの市場は、踏み入れた途端ものすごい生臭かった。
観光客は来ないだろ!?
魚、肉、全てが常温。
鶏肉にゴマみたいなのは全部ハエ!
ロンボク産の空心菜は有名らしい。どおりでウマイはず!!
庶民の台所と言うんでしょか。
野菜から果物から、もりもりもりもり
行って戻って150円の収入なのに、何もない所まで細かく案内してくれる兄ちゃんたち。
普通にそこらじゅうにネズミが走っていました。
パイナップルが尋常じゃないくらい積み上がってます。
市場の様子
兄ちゃんのおかげで、思いがけず市場にも行けて、バイクの後ろにも乗れて大満足!
そして、市場を後にし、また一路スンギギまで戻る。
途中、海が一望出来、むちゃ気持ちいい。
動画の中で、うちの『いいよいいよ』と言う声が入っていますが、それは兄ちゃんが『停めて写真撮る?』と聞いてくれたんだけど、別にそこまでせんでも『いいよいいよ』の部分です。
つうか、めっちゃ日本語で答えてるし(笑)
日本語勉強中ということもあって、色々日本語で話かけてきてくれた。
『バリジンハスキデスカ〜?』
『スキデスヨ〜(何故かこっちもカタコト)』
『日本人は好きですか〜?』
『ニホンジンスキデスヨ〜、キレイデス!』
すかさず、『キレイ・・・・人にもよると思うけど』とボヤいたのは、兄ちゃんには聞こえてなかった。
うちらはスンギギに戻り、荷物を引き取り、もう早めに空港に向かっておくことにして、引き続き兄ちゃんの車で送ってもらうことにした。
車内では、同乗したネットカフェの兄ちゃんが口ずさむ♪誘惑わくわく〜〜〜♪という謎の唄で爆笑。
何回も♪ユ〜ワクワクワク〜〜〜〜とご機嫌に唄ってた。
あっちゅう間に、セラパラン空港到着。
兄ちゃんらに別れを告げ、うちらは空港出発ロビーへと向かう。
電光掲示板に、フライトナンバーと行き先が表示されている。
見上げる。
・・・・・・・・・・
うちらが乗るのは、19時半発のメルパティエア、デンパサール行き。
・・・・・・・・・・
うちらの乗るフライトナンバーは、”23:30”と電光掲示板に記されていた。
23時半!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うちらがデンパサールから関空へ戻る便は、深夜1時発。
それでなくても、定時から30分は余裕で遅れる国内線、23時半に飛ぶかも微妙である。
うそやろ・・・・?
出発口の人に、うちらのEチケットを見せると『オッケーオッケー』入れ入れと通してくれる。
何なん?電光掲示板が間違った表示してんのか?
メルパティエアの窓口へ行き、再びEチケットを提示。
メルパティの兄ちゃんは、
しばしプリントアウトしてきた紙を凝視し、フムフムフムフムとうなづき、そして、出発時刻の所に、ボールペンで書き込む。
”23:30”
だ〜か〜ら〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
なんで4時間も平気な顔して遅れとんのっつうの!!!!
うちらは、今までなにげにトラブルなく過ごして来た旅の終わりに、『これまじで帰国出来ないぞ』と、二人揃って固まってしまった・・・・・
19:30が、23:30
恐るべし、メルパティエア。

